前回の記事である「【検証】ポケモンパンから出てきたシールのポケモン達だけでランクバトルで勝てるのか #1準備編」の【対戦編】になります。
前回のあらすじ
ポケモンパンから出てくるポケモンシールで引いたポケモンだけで対戦したくなった女!
でも自引きしたのは、まったく現環境に刺さらないどころかタイプが偏りまくりで低種族値のシナジーの噛み合わないポケモン達!!
こんなんじゃ全然勝てる気がしないよ~~!!!
これから一体あたし、どうなっちゃうの~~!?(>_<)☆
です。(キツい)
▼前回の記事
1:構築紹介
穴だらけですが拙い構築紹介をさせていただきます。
今回はシーズン16 シングルバトルに向けて組みました!
▲全員Lvが揃ってなくて見た感じがモヤモヤしますがランクバトルのみでの使用なのでお許しください…。
選出のパターンは以下の2種です。
A. 初手ギモーで壁を張って相手からの攻撃を和らげ、自由に選出した後続の2匹で詰める
B. 初手サルノリでグラスフィールドを張りグラスシードを持たせたフォクスライへ繋げ、後続の1匹は自由に選出
オーロンゲ
性格:いじっぱり A↑C↓
努力値 H164 A212 B4 D84 S44
物理型フルアタオーロンゲです。
本来であれば補助技も一緒に覚えさせて運用したいオーロンゲですが、うちにはギモーがいるので補助はギモーに全てを任せます。
今回は相手を殴るだけの単純明快なポジションですね。
ダイマックスを切るなら彼が適任になると思います。
耐久は本戦の強敵になるであろう伝説のポケモンを意識して振ってありますが、天候の効果が乗ったりそもそもタイプ不利な相手が出てきたらダイマックスを切っても負けてしまうので粘る盤面と諦める盤面の見極めが肝心です。
素早さの数値はミラーマッチを意識して振っていますがはたして鉢合うことはあるのでしょうか。
サルノリ
性格:いじっぱり A↑C↓
努力値 A252 S252
タスキを持たせてHPを残しつつがむしゃらをするサルノリです。
ポケモン動画実況者のライバロリ氏が昨年動画内で紹介していたサルノリとほぼほぼやることは一緒なのですが、一点だけ異なる点があります。
はたきおとすの代わりにとんぼがえりを採用しているところです。
はたきおとすは、相手のポケモンのもっているどうぐを完封できるというかなり有用な技で本来なら確実に採用候補に入ってくるのですが、今回使用する私のポケモン達は相手の持ち物を悠長にはたきおとしている場合ではないんですよね…。
対戦相手がこのサルノリを目の当たりにして思考停止したりひるんでいる間に、一刻も早く相手ポケモンにダメージを与え戦闘不能にしなくてはなりませんからね。
あとは当然なのですがグラスフィールド下でないとグラススライダーが先手で撃てないという点も忘れないようにしたいです。
フォクスライ
性格:ひかえめ A↓C↑
努力値 B30 C252 S228
グラスシードを持たせてグラスフィールド下でかるわざを発動させるフォクスライです。
サルノリかオーロンゲとのセットで選出しなければ力が発揮できない上に耐久面は期待できないのでかなり扱いづらいですね。
CSぶっぱで振りたかったのですが、フォクスライは防御の種族値が恐ろしく低いため相手の格闘技を1発ぐらいは受け切れる程度に防御に数値を乗せました。
マッハパンチなどの先制技さえなければ素早さはこちらの方が上なので、上から叩くスピード勝負を狙いたいですね。
オーロンゲを選出しない場合はフォクスライにダイマックスを切ってダイアークで押し切るような形になると思います。
ワタシラガ
性格:ずぶとい A↓B↑
努力値 B252 D28 S228
やどりぎのタネとみがわりを使った、古くからあるやどみが戦法で相手を翻弄するワタシラガにしました。
いわゆる害悪と呼ばれるような戦い方になりますが、やどみがと言えば他のポケモンが主流なので型はバレづらいのかな…という希望的観測に賭けます。
PP切れを誘うような長期戦に持ちかけられるのでワタシラガで状況を乱しながら、相手のポケモン交換を促してそこを叩きにいく感じですね。
ねむりごなが相手に当たればチャンスが生まれるのですが、からぶりほけんを持たせていますので技を外してもメリットがあります。
なぜ唯一の攻撃技がかふんだんごなのか…ですが、同じくさタイプのポケモンに対しての有効打が欲しかったのでかふんだんごにしました。エナジーボールでも良さそうなんですけどね。
特性はわたげなので相手に殴られるたびに相手の素早さを下げられるのがおいしいです。
メッソン
性格:ひかえめ A↓C↑
努力値 C252 S252
今回どんな役割があるのか一番わからないのがこの子です。
私も調べてみて驚きだったのですが、メッソンってれいとうビームもハイドロポンプも覚えないんですよ。
ドラゴンへのケアも出来ない、お得意の水技も火力が出ないで本当に太刀打ちができない…。
逆にメッソンに何ができるのか? 私もひとしきり考えてみたのですが結論は出ませんでした。
進化前のポケモンが複数いる構築でなければもう少し手塩にかけて立ち回りを考えられたかもしれませんね…。
特性がスナイパーなのでピントレンズを持たせました。が、結局素早さで勝てないと相手を倒すことは難しいのでワタシラガのわたげで相手の素早さを下げまくるしかなさそうです。
しかしランクバトルで活躍するメッソンはまだ誰も知らないはず。
対戦相手はメッソンが何をしてくるのかわからない恐怖を感じながらのバトルになると思うので、もしかしたら面白い試合展開が見られるかもしれません。勝てるかどうかは別として。
ギモー
性格:わんぱく B↑C↓
努力値 H252 B116 D18 S124
壁を張ったりでんじはを撒いたりするサポートが中心の輝石ギモーです。こう書くといまいち強いのか弱いのかわかりませんね。
でもオーロンゲの技だけで8枠使用できると考えたらめちゃくちゃ強くないですか?
ギモーは実質オーロンゲなんですよ。こちらにはオーロンゲが2匹いるわけです。つよ〜い!
一番期待したいのはイカサマですね。イカサマはなんと相手の攻撃力の数値で攻撃できるという非常に理不尽な技なんですよ。まさかこのギモーが撃つとは誰も思わないはずです。
A振りしている物理型のポケモンや、伝説のポケモンに対し深傷を負わせることができると思うので撃つのが少し楽しみですね。勝てるかどうかは別として。(2回目)
リフレクターを貼ればザシアンのきょじゅうざんを1発なら耐えられる計算ですが…仮にザシアンが出てきてしまうとかなり辛い戦いになると思います。
こんなパーティで大丈夫か?と正直かなり不安ですがスタートします。
これを見た対戦相手からは間違えて旅パでランクバトルに迷い込んでしまった純粋無垢な少年少女だと思われるかもしれませんね。
もしくは
「こいつサルノリとメッソン連れてきてて草」
「オーロンゲはわかるけどなんでギモーもいるんだよwww」
「タイプの偏りヤバすぎん?タイプ相性をご存知でない!?」
…とツイートされたりもしかしたらどこかのスレに晒されてしまうかもしれません。
こちらが1勝でも勝てたら、
ポケモンパンから出てきたシールのポケモン達だけでもランクバトルで勝てる!と証明できちゃいますね。がんばります!
幸いにもランクバトルは数ヶ月ブランクがあったためビギナー級からのスタートです。
では、対戦よろしくお願いします。
2:対戦開始
1戦目
開幕からもうヤバい。負ける気しかしません。
相手側にも伝説のポケモンがいないところがせめてもの救いでしょうか。
しかし改めて見ると私側と相手側のポケモンの温度差がすごいですね…。
この時、ポケモンの順序をポケモンパンのシールを引いた順に並べ替えておくのをすっかり忘れておりまして、この順序のせいで本当にポケモンをはじめたてで間違ってランクバトルに入ってきちゃった人みたいになってしまっています。
これだけで面白いですね。
この相手ではギモーの壁張りは少し弱いかもしれません。
選出はサルノリ、フォクスライ、ワタシラガでいきます。
VS バイウールー
お相手の1匹目はバイウールーでした。
おそらく私の構築が訳わからなさすぎて様子見でバイウールーから入ったのかもしれません。
バイウールーといえばコットンガードとボディプレスのコンボが有名なので、警戒のためにサルノリのちょうはつで封じます。
うまく封じたのでとんぼがえりでワタシラガにチェンジ、ワタシラガのやどりぎ+みがわり+ねむりごなでバイウールーを突破。
ワタシラガの防御力の高さが活きましたね。
VS カイリュー
しかし、カイリューのダブルウイングによりワタシラガが戦闘不能に。
わたげの効果が2回入ってフォクスライが先手のダイアークでカイリューを突破するという大健闘を見せてくれました。
VS エースバーン
フォクスライはエースバーンのダイナックルとキョダイカキュウを受け戦闘不能になりました。相手のHPもミリ残しに。
最後の局面はダイマックス状態が解除されたエースバーンとサルノリの一騎打ちに…!
え!? これ勝てそうじゃない!?
って思うかもしれないですよね。これ、実は負けてます。
そう…先制技であるグラススライダーはグラスフィールド下でないと先制で撃てないんですよね。
うわ〜〜!!すごく惜しい!!!これで勝ってたらこの記事ここで終わってたのに!
1戦目は惜しくも負けてしまいました。
でもフィールドの効果が切れて負けるっていうのはポケモンではよくあることなので、今後はグラスフィールドの展開タイミングも意識していきたいですね…。
2戦目 & 3戦目
気を取り直して2戦目です。
ポリゴン2と対面したのでフォクスライを初手ダイマックスさせたら何故か切断されてしまいました。どうして…。
ゲームの方にも勝敗が記録されていなかったのでお互いに回線状況が悪かったのかもしれませんね。
3戦目はUBと準伝説と伝説のポケモンが入り乱れる高種族値のパーティにいじめられたりしました。
こちらは世にも珍しいレジエレキとメッソンの対面です。
もちろん降参したのは私の方です。
レジエレキはさすがになあ〜!!素早さでもタイプでも勝てないのはもうどうしようもないよね。
4戦目
バンギラスとドリュウズでお馴染みの砂パでしょうか。伝説なしなので勝機はありそうです。
砂嵐の被ダメを考えるとサルノリとフォクスライは出しづらいのですが、ワタシラガをクッションにしてなんとか倒せないでしょうか。がんばってみます。
VS バンギラス
初回でバンギにぶち当たってしまったのでサルノリの持っているタスキが機能しなくなりました…。
もう仕方がないのでサルノリにダイマックスを切り、少しでもバンギラスを削ることを選びます。
お相手もダイマックスしたのでダイソウゲンは半分しか入らず、バンギラスの所持していたじゃくてんほけんが発動。もう既に絶望的な状況ですね。
サルノリが戦闘不能になり、ワタシラガを登場させダメもとでねむりごなを撃ったら命中しました。
次ターンでみがわりも無事出せたのでお相手もまずいと思ったのかバンギラスから次のポケモンに引きます。
VS ランターン
2匹目はドリュウズではなくランターンが出てきました。
バンギが出たらドリュに繋ぐ流れが定石なのですが…ワタシラガの前に現れたということはもしかしたら氷技を持ってるかもしれません。要警戒ですね。
ここはねむりごなで応戦します。命中。
やどりぎで吸い取りながらみがわりの裏からかふんだんごを投げつけ凌ぎます。
なんとか倒せました!やった!
この間ランターンは何度か目を覚まし、れいとうビームを見せつけてきたのですが全てみがわりが受けてくれたのが幸いでした。
VS ドリュウズ
ドリュウズも同じくやどみが+ねむりごなでなんとか倒せました。
本当にごめんなさい。この時はこれしか勝ち筋が無かった。
途中アイアンヘッドによるひるみをもらいましたが、やどりぎのタネによる回復が間に合いどうにか勝利。
VS バンギラス(再戦)
ねむりながら出てきたバンギラス。すなおこしによる砂嵐も吹き荒れます。
眠ってるので大チャンスだったのですがすぐに起きてしまいます。絶望再び。
でもじゃくてんほけんを消耗させているため過剰に怯える必要はなくなったので、このままやどりぎでHPを吸い取り尽くせば…!!
やった〜〜〜!!バンギラスも無事倒せました!
…ということは、勝ちです!
ポケモンパンから出てきたシールのポケモン達だけでもランクバトルで勝つことができました!!
………。
ごめんなさい、もう1戦潜らせてください。
番外編 5戦目
納得できるような試合を求め、おまけでもう1戦潜ります。
こちらも全体的な種族値は高めなものの伝説なしのパーティでした。
ビギナー級なのでもしかしたら鎧や冠のDLCを購入していないプレイヤーも多く対戦に参入しているのかもしれません。普段では見られない変わったパーティが見られる良い機会かもしれないですね!
しかも相手側にもオーロンゲがいますね!
こちらはミラーマッチを意識した素早さ調整済ですが果たしてミラーは叶うでしょうか。
選出はオーロンゲ、サルノリ、フォクスライの順で行きましょう。
VS オーロンゲ
先発で出てきてくれました、オーロンゲ。
こちらのおみとおしのおかげでねんど持ちなことも判明しました。
このオーロンゲは十中八九リフレクターやひかりのかべを張ったりでんじはを撒くタイプのオーロンゲなので、何かされる前にパワーで殴りに行くしかありません。
相手はいたずらごころなはずなのですがこちらのオーロンゲに対してちょうはつを撃つというプレミをかましてくれました。
忘れられがちなのですが、いたずらごころが適用された技はあくタイプのポケモンには無効なんですよね。これはチャンス!
なんとワンパンで倒せてしまいました。ありがとうオーロンゲ。
VS ヒートロトム
2匹目はヒートロトムが出てきました。
おにびなども怖いのでもうこちらはダイマックスしてしまいます。
ダイフェアリーを撃ってヒートロトムも突破できました。強いぞオーロンゲ!
VS マホイップ
マホイップがダイマックスを切りキョダイマホイップに。
オーロンゲはダイフェアリーを2回撃ちマホイップのHPを赤ゲージまで削り追い詰めますが、キョダイダンエンによりオーロンゲは戦闘不能に。
キョダイダンエンの回復効果が厄介かも…!と思っていたのですが、相手の味方のポケモンはもういないので長期戦にならなければまだいけそうな気がします!
サルノリと手負いのマホイップの対面になります。
私が残しているのはあとはフォクスライなのでここでサルノリが決めなければ私の負けですね…。
HPが微妙なところではありますがグラススライダーで削り切れるか…!?
いけた〜〜〜!!!
なんとグラススライダー1発で仕留めてくれました。
ということで5戦目もなんとか勝つことができました。
これはもう検証成功と言ってもいいのではないでしょうか!?
やはり第一印象でどのポケモンが何をしてくるのかがわかりづらいおかげもあって上手く相手を翻弄できたのかもしれませんね。
3:結果
ポケモンパンから出てきたシールのポケモン達だけでランクバトルで勝てるのか、
検証の結果、勝てることがわかりました。
最終的に使用ポケモンが偏っていた所や、伝説のポケモン相手には全く歯が立たなかった所や、メッソンとギモーの見せ場をいまいち作れなかった所などの少々惜しい部分はありましたがビギナー級とはいえ付け焼き刃の構築で2勝2敗はかなりすごいのではないでしょうか!?
まとめ
…ということで課題は複数残しつつも無事に終えることができました。
100戦やって1勝くらい勝てれば万々歳だなと思っていたのですが、想像以上にすぐ終わってしまったのでこのままスーパーボール級まで頑張ろうかと再び繰り出してしまうところでした。
記事も長くなってしまうのでそれはまた別の機会に。
今回私が検証に使用させて頂いたのは、
第一パンのポケモンパン デコキャラシール第181弾に収録されているシール達でした。
(リンクをクリックすると公式サイトにジャンプします)
ご覧の通りなのですが序盤に草むらで出てくるポケモンが中心のラインナップになっており、
このポケモン達で勝ちを意識するのには非常に苦労しました…。
これはランクバトルではなく家族やお友達同士で遊ぶ方が面白い対戦方法かもしれませんね。
私は孵化厳選と努力値振りを今回行いましたが、ポケモンパンから出てきたシールのポケモン達を捕まえてシンプルにバトルを行うのも楽しいと思います!
皆様も ご家族と、ご兄弟と、お子さんともしくは恋人同士でポケモンパンから出てきたデコキャラシールのポケモンで対戦してみるのはいかがでしょうか。
すげえ・・・