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Home アニメ

【映画 キミにきめた!】湯山監督インタビュー「原点回帰の理由」「リアリティの差」「ポケモンが生きる世界の日常感」ほか

by Trance Cell
2017年7月15日
in アニメ, 業界, 特集
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by woman.excite.co.jp

キミにきめた!:湯山監督インタビュー

湯山邦彦(ゆやま くにひこ)
テレビアニメの立ち上げ当初から総監督を務め、劇場版20作品すべてを手掛ける、アニメーション演出家・アニメーション監督。


■サトシのパートナーにピカチュウを選んだ理由
最初はフシギダネ、ゼニガメ、ヒトカゲの誰をパートナーにするかという話になったんです。でも、たとえばフシギダネを選んだら、ゲームで他のポケモンを選んだ子がかわいそうだし、それはイヤだなって。その頃「コロコロコミック」の読者アンケートで人気第1位がピカチュウだったこともあって、ほぼ満場一致で決まりました。なるべくしてなったという感じですね。

■ピカチュウがモンスターボールに入らない理由
当初は、特に理由はなかったんです。単純に外に出していたかった…見せたかったんですよ(笑)。あとは、“ずっと一緒”っていうのを表現したかったというのもありますね。

■ポケモンが生きる世界の日常感
ポケモンの最大の魅力は、やはりその種類の豊富さだと思います。かわいい子やかっこいいヤツ、ちょっと気持ち悪いのもいる。子どもって、かわいいだけじゃなくて意外と不気味なヤツが好きだったりするじゃないですか。そういうものを全部網羅することで、自分が本当に好きなものを選べるようになっているんです。

あとは、キャラクターというより、その世界に存在している“生き物”として受け止められているのも大きいと思いますね。ポケモンが日常にいる感覚っていうのが味わえれば、それだけで結構楽しめるんじゃないかなと。

ポケモンの場合、“ポケモンが生きている世界の日常感”というのを大事にしています。あくまで非日常なんだけど、そこにある日常の感覚みたいなものを出したいんです。2002年からは映画を制作する際、海外に取材に行くようになりました。ふだんと違う世界の日常感っていうのは、行ってみないとわからないですからね。

水の都の護神

■転換期
技術的に言うと、フィルムからオールデジタルになったことですね。2002年の「水の都の護神 ラティアスとラティオス」はちょうど転換期で、フィルムも残っているデジタル作品です。デジタルになるとカメラワークが全然違ってきますし、初期の頃の作品もデジタルならもっといろいろ表現できたな、とは思いますね。ちなみに内容的な転換期は…特にありません(笑)

■テレビ版と劇場版のリアリティの差
テレビ版は、高い所から落ちても人型の穴が開く程度だけど、映画だと高い所から落ちると怪我をする。映画のほうが、リアリティの具合をちょっと上げているんです。テレビはギャグからシリアスまで、アニメとして楽しい部分を残しながらやりたいけれど、映画ではサトシが生身の人間として危機を乗り切ってほしいと思っています。

■大切にしていること
ポケモンの世界は、どこかへ遊びに行って、何かを経験して帰ってくる“夏休みの一日”を表現したものだと思っていて。だから、煮詰まったり悩んだりした時には「夏休みの一日だったら、どうかな?」と考えてやるようにしています。日常から特別離れたものではなくて、10歳のサトシくんの頭の中で捉えられるようなことを描こうと。

ミュウツーの逆襲

サトシがわからないことは、わからないままでいい。たとえば「ミュウツーの逆襲」(1998年)では、ミュウツーの言っていることをサトシは半分も理解できていないと思うけど、気持ちだけでなんとなく通じ合っていく。言葉で納得し合うわけではなくて、“どこかで通じ合う”というところが表現したいんです。

あとは、異質なものを異質なものとして受け入れるというのもポケモンの大きなテーマのひとつですね。不思議な生き物たちとの出会いを善悪で分けるのではなくて、「俺とあいつは全然違うけど、それはそれとして認め合う」というところが伝わればいいなと思っています。

■20作目:原点回帰の理由
20周年ということでいろんな議論があって、新シリーズ・サンムーンの劇場版に20周年の要素を入れようかとも思いましたが、そうすると過去のキャラが出てきた時にそれを説明しなきゃいけない。ずっと観ていた人は説明が邪魔だろうし、新しく観た人は説明がないとわからない。それではストレートに楽しめないんじゃないかなと思って、サトシとピカチュウはみんな知ってるよね?と。

原点に戻って、仲間と出会い、ポケモンを捕まえて、育てて、別れて…っていうところをちゃんと映画の中でやってみる。それが20周年らしい作品になるんじゃないかということで、「コレにきめた!」って(笑)

■サトシの”弱さ”を描く
ポケモンの持っている楽しさとか良いところを凝縮したかったんです。今までの劇場版では、テレビの流れがあるので、成長したり状況が変化するっていうことができなかったのですが、20周年ということでサトシをただポケモンが好きな10歳の少年に戻して出発することにしました。

普通の男の子だから、悪態つくこともあるだろうし、そういう体験を経て仲間ができて、励まされたりして成長していく姿を、ポケモンの世界の中で描けたらいいなと。テレビシリーズの中では、サトシはある意味“ヒーロー”なので、喧嘩はするけど弱い部分を見せるということは20年間一切やっていないんです。今回はゼロから描いていくので、いろいろな困難を乗り越えて、最終的に成長したサトシを見せられたらいいなと思いました。

■エンテイについて
(物語のキーとなる)エンテイは、その辺にいてもあまり不思議すぎず、会えたらすごいなぁぐらいのルックス。日常の延長線上にいる“ちょっとすごい動物”みたいな感覚があったので選びました。

■懐かしさと新しさ
観る人のポケモン歴によって、いろんな見え方をする映画だと思います。20年前から観ている人には「懐かしいけど新しい」と思ってもらえると思うし、ポケモンを観たことがない人にとっては入門編にもなっているので、幅広く観てもらいたいですね。テーマであるサトシとピカチュウの絆がだんだん深まっていくっていうところを、ぜひ観ていただければと思います。

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