ドラゴン使いがドラゴンタイプ以外のポケモンを使う理由とは
ドラゴンタイプのポケモンを使うトレーナーといえばワタルやイブキ、アイリスやキバナなどが挙げられる。しかし彼らはギャラドスやプテラ、ラプラスにサダイジャといったドラゴンタイプではないポケモンをよく使う傾向にある。ドラゴンタイプのポケモンは決して多くはないが世代が進むにつれてその数は増え続けており、ドラゴンタイプ統一を複数作ることも可能になっている。なぜ彼らはドラゴンタイプではないポケモンを手持ちに加えるのだろうか。ドラゴンポケモンの定義や彼らのバトルスタイルに着目してその謎を解明したい。
ドラゴン使いの定義について
ドラゴン使いの定義は「ドラゴンポケモンにプライドを持ち、ドラゴンポケモン中心で手持ちを構成しているトレーナーのこと」と、ポケモンだいすきクラブの「燃えよ!ドラゴンタイプ!」に書いてある。この「ドラゴンポケモン」というのはドラゴンタイプのポケモン以外にタマゴグループがドラゴンのポケモンも含んでいるのではないか。
実際、次のページに「タマゴグループがドラゴンのポケモンは、ポケモン生物学的にはドラゴンタイプの仲間で、ドラゴンタイプが付いていなくても、大きな枠組みで考えると”ドラゴンポケモン”」とある。つまり、ドラゴン使いというのはドラゴンタイプのポケモンだけではなく生物学的にドラゴンであるとされているポケモンも使うのだ。ギャラドス、リザードン、サダイジャといったポケモンはタマゴグループがドラゴンだから使っても問題ないのだろう。
生物学的ドラゴン
プテラは「燃えよ!ドラゴンタイプ!」曰く大空を飛び回っていた太古の時代ではドラゴンタイプだったという学説がある。ドラゴンタイプでもタマゴグループがドラゴンでもなくても生物学的にはドラゴンであることが分かる例だ。
もう1匹、ラプラスに関してもセキチクシティの看板に「シードラゴンとも呼ばれる海の王者」とあることから、このポケモンも生物学的にドラゴンである可能性は高いだろう。
しかしアイリスが使うボスゴドラやアーケオス、キバナが使うコータスやギガイアスに関しては生物学的にドラゴンだという根拠が薄すぎる。辛うじてアーケオスに関してはプテラ絡みで生物学的にドラゴンだったと言えるのかもしれないが、ボスゴドラに関してはドラゴンと言うよりは明らかに怪獣である。
彼らのバトルスタイルから解き明かす
そこで彼らのバトルスタイルに着目しよう。まず、アイリスはチャンピオンである。チャンピオンの1人であるダイゴは鋼タイプのポケモンを主に使うが、ネンドールやメレシーのように鋼タイプではないポケモンも使うことから、アイリスも彼と同じで得意タイプこそあれどチャンピオンという立場からそれ以外のポケモンを使うのではないか。ラプラス、ボスゴドラ、アーケオスのいずれもドラゴンタイプの弱点であるドラゴン、フェアリー、こおりに弱点を突くことができるタイプのポケモンであり、自らがドラゴン使いであるということを強調している。
キバナに関してはドラゴン使いでありながら天候パの使い手でもある為、天候始動要員としてドラゴンではないポケモンを使っているのだろう。どちらも意味があってドラゴンとかけ離れたポケモンを使っている。
このようにドラゴン使いがドラゴンタイプ以外のポケモンを使うのにはきちんとした理由があることが分かった。ドラゴン使いというのはドラゴンタイプのポケモンだけを使うのではなく、生物学的にドラゴンであるポケモンも使うトレーナーのことであったのだ。また、立場やバトルスタイルによってドラゴンとかけ離れたポケモンを使用するが、それは決して意味なく使用している訳ではないのである。