私がまだ幼かった頃、初めての『おつきみやま』を1時間ほどかけて通り抜けたと記憶しています。今、少しばかり考えてみると、それはある種の義務的なプライドのための記憶違いだと言えます。本当のところは、ハナダシティの西にある4番道路にたどり着くまでに、何週間も壁にぶつかったり、ズバットを捕まえすぎたりしていたのです。
最近のポケモンは簡単すぎる?
最近のポケモンは簡単になりすぎたとよく言われていますが、私はいつもその意見には反対しています。私はポケモンが大好きで、今でも日常的にプレイしていますが、あれは子供向けに作られたシリーズであり、その辺にありふれたゲームよりも難しくなるのは理にかなっていません。この記事を書くことで私のバカさ加減が露呈しますが、「簡単すぎる」と主張する人々に自分がいかに愚かであるかを認識してもらうために、どうしても書く必要があります。
私がバカだったのは『おつきみやま』での遭難や、秘伝技『フラッシュ』なしでの『イワヤマトンネル』突破だけではありません。最初に博士からもらった御三家ポケモンだけをひたすら強くしたり、他のポケモンには目もくれずにエースに良いわざマシンを全て与えたり、『かえんほうしゃ』『だいもんじ』『ほのおのうず』のような強そうな技のみを使う意味不明な技構成になっていたり、その精度は最悪でした。…こんなのが、もう山ほどあります。
ちなみに私は今25歳ですが、数か月前からバスルームの照明が壊れたままなので、今現在も懲りていないようです。
秘伝マシンをいろんな意味で完全に誤解していたし(エースのリザードンは当然のように『いあいぎり』や『かいりき』を覚えていました)、ハイパーボールに全財産を投入していたし、状態異常なおしなどの補助系アイテムもまともに購入した記憶はなく、ジムリーダーにも何度も負けていました。考えれば考えるほど、最近のポケモンゲームが非常に分かりやすい親切な設計によって、メインシナリオをより寛容にしている理由が分かります。
実際のところ、近年のポケモンのゲームが簡単になったのは今の子供たちが賢くないからではなく、私たちがみんなバカだったからより分かりやすく親しみやすいものに変化していったのでしょう。ポケモンをかつて幼少期にプレイしたことのある知人は、少なくとも私と同じような失敗をいくつか経験しています。つまり私たちは皆、大バカ者なのです。もし私たちがトレーナースクールに通っていたとしたら、まず間違いなく赤点は免れないでしょうね。
最近のポケモンの難易度が低いことに腹を立てている人々は、当時の分かりにくさ故の苦労を経験しているからこそです。昔のポケモンのゲームは、少なくとも当時プレイしていた子供たちにとっては、難しい、難しい、ゲームでした。表向きは子供向けの簡単なゲームでも、子供だった私たちは知らず知らずのうちに開発側の意図しない非効率的な強引な操作をしてしまっていたわけです。
自分がそうであってほしかったとしても、他人に自分と同じような疲労感や難しさを味わってほしいと願うのは残酷です。ポケットモンスターシリーズが寛容になったのは、文字通り、私たちが意味もなく不必要に難しくしてしまったからです。私たちがあまりにも愚かだったために、次世代の子供たちが私たちのような愚かでバカげた行動を取らないように、より便利でより簡単な分かりやすいシステムを導入する必要があったのです。
“ゆとり仕様”などと呼ばれることもある現在のポケモンシリーズですが、今の子供たちがバカだから簡単になったのではなく、私たちがバカだったから簡単になったことを忘れてはいけません。
ふむふむん?
25歳で赤緑?
リメイクの方?
ニコニコニコ(^○^)
すごくわかる
親切すぎて鬱陶しいと思うのは贅沢な悩みなんだよな
わかります!!
簡単すぎて楽しくなくなったとか言ってる人には極論すぎるけどじゃあやんなよ!!って思ってしまう