ポケモンの世界にはポケモンと人間以外の動物の描写がほとんど、いや全くと言っていいほどない。だがゲームには肉や魚といった明らかに動物がいないと入手できないような食べ物も多く登場している。一体ポケモンの世界の住人は何を食べているのだろうか。
ポケモン図鑑を見てみると人間がポケモンを食べる例がちらほら見られる。具体例を挙げるとヤドンは尻尾が食用として用いられているし、トロピウスの首にあるフサは甘くて美味しいと実際に食べてみないとわからない事が書いてある。
実際にガラル地方では「しっぽのくんせい」や「フサパック」としてカレーライスの食材になっているので人間がポケモンを食べることは違法でも何でもなく当たり前の事だという事が伺える。このことからポケモンの世界にある肉や魚がポケモンの物である可能性が出てきたが、仮にそうだとすれば誰の肉や魚を使っているのだろうか。
まず我々の世界にある肉と言えば豚、牛、鶏、羊などが挙げられる。これらをポケモンに当てはめると豚はブーピッグ、牛はミルタンクやケンタロス、鶏はアチャモ系統、羊はメリープやウールーが該当する。特にミルタンクはミルクが「モーモーミルク」や「モーモーチーズ」として使われている為、実際の牛のように家畜として利用されている可能性が極めて高い。
魚に関しては図鑑に「食べると意外と美味しいらしい」と書かれているバスラオや、同じく「とても美味しい」とあるヨワシ、「その身は驚くほど美味しいらしい」とあるカマスジョー辺りが食用にも利用されている可能性が高い。
ここまでポケモンを食用にしている例を挙げてきたが、ポケモンを食べなくても良い食材もポケモン世界には存在する。きのみがその代表例だ。きのみは道路に生えていたり、店でも1つ80円で買える事からポケモン世界では手軽な食材だと言える。
仮に宗教上の理由でポケモンが食べられない人でもきのみなら安心だ。きのみはポロックやポフィンのようなお菓子、カレーライスの味付け、その他メインディッシュなどにも多彩に使われている。きのみはポケモン世界に無くてはならない物だと言えるだろう。
ポケモン世界の住人はポケモンそのものやきのみのようにまさに「ポケモン」世界特有の食べ物を使って食事をしていることがわかった。筆者も機会があればポケモンを使った料理を食べて現実の世界の食べ物と何が違うのか比較してみたい。