Reproduced illustration by @RacieBeep
このページでは、ポケットモンスターの没データ等に関する情報を掲載している。
※随時更新中
マダーム(カモネギの進化系)
ポケットモンスター 金・銀の1997年デモ版より。カモネギの進化系として実装が予定されていた。後に発売年の1999年の段階でも異なる色合いで姿が確認できたが、最終的には実装されることなく没ポケモンとなってしまった。
なお後の第8世代(ポケットモンスター ソード・シールド – 2019年発売)では、カモネギのリージョンフォーム(地方違いによる亜種)である「ガラルカモネギ」が登場し、進化先のポケモンとして「ネギガナイト」というポケモンが実装されている。実に22年の時を経てようやくカモネギの進化が実装されたわけである。
海外メディアEUROGAMERのインタビューによれば、開発者の大森氏曰く「マダームとは異なる全く新しいデザインである」とのこと。
ベータ版エイパム(テイル)
第2世代(ポケットモンスター 金・銀)の1997年試作ロム「Nintendoスペースワールド’97 ベータ版」にて発見されたエイパムのベータ版デザイン。名前は”テイル”とされていた。耳やしっぽの形状・顔など、全体的にリリース版とは異なったものとなっている。
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カエルのような没ポケモン
2020年にリークされた第2世代ベータ版の没ポケモン。名称不明。最終的なリリース版には実装されなかったものの、同じく第2世代のニョロトノにも似ているため、単純にニョロトノの没デザインの可能性もある。
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ヒトカゲの背中の突起
“没”ではないが、ヒトカゲの背中の突起形状は第1世代のみに見られたデザインである。後にリリースされた第2世代以降のポケモンシリーズにおいて、この突起形状が見られることは2度となかった。
ベータ版サイホーン
サイホーンの試作デザイン。リリース版に比べると鎧のような鱗が少なく、のっぺりとしているのが特徴。
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ベータ版ライコウ(ライ)
ポケットモンスター 金・銀の1997年デモ版より。タイプこそ同じでんきタイプではあるが、デザインが根本的に異なるものとなっている。また、名前も”ライ”と設定されていた。
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ツボミット|没ポケモン・分岐進化系
ポケットモンスター 金・銀の1997年デモ版より。マダツボミ、ウツドン、そして最終進化系として実装が予定されていたポケモン。同じく金・銀において、ナゾノクサが分岐進化としてキレイハナを獲得することから考えて、ツボミットも分岐進化するポケモンとして実装する予定だったのだろう。
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なお、分岐進化方法はアイテム「どくのいし」を使用する。最終リリース版において、ツボミットのみならず同アイテムも没アイテムとなった。
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ベータ版ヌオー
1997年の金・銀のデモ版においてヌオーは進化のない水の単体タイプだったが、最終的にはみず/じめんタイプに調整され、さらに進化前としてウパーが追加された。
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ベータ版ハクリュー
ハクリューの名前の由来は”白竜”であるが、実際そこまで白いポケモンではない。ベータ版デザインにおいては由来である”白竜”をより感じられるデザインになっていたのではないかと予測できる。
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ベータ版ハッサム
ポケットモンスター 金・銀の1997年の試作段階において、ハッサムはひこう / むし タイプであり、レベル41で進化するとされていた。リリース版では、はがね / むし タイプに調整され、メタルコートを使用して進化する形式が採用された。
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ベータ版メガヤンマ
先史時代の昆虫をモチーフとして、さらに軍用ヘリコプターのような色合いやフォルムからインスピレーションを得てデザインされたと思われるポケモンだが、試作段階のデザインではその特徴が最終デザインより色濃く出ているように思われる。
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ズバットの進化前|没ポケモン
2019年2月に発見されたこのポケモンは、ズバット系列の第1段階進化形態として計画されていた。
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2018年の読売のインタビューによれば、当時のゲームフリークの開発者は、ポケモン第1世代(赤・緑バージョン – ゲームボーイ)のカートリッジの容量不足を解決するために、もともと第3形態用意されていたポケモンのいくつかを2形態へとカットした。
ズバットの進化前とされるこのポケモンも、上述した要因によってカットされたと考えられており、ズバット系列はもともと第3段階であったとの見方が最有力だ。
ベータ版スイクン(スイ)|没ポケモン
ポケットモンスター金・銀の1997年デモバージョンにおけるスイクンのデザインは現在のものとは大きく異なっている。また名称もスイクンではなく、よりシンプルに「スイ」と名付けられていた。
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ベータ版グラードン|没デザイン
2012年にブラジルで開催されたイベント “Game On “にて第3世代ポケモンのコンセプトアートが展示された。以下はグラードンのベータ版デザインだ。
Gyaoon(ギャオーン)|没ポケモン
書籍『学習まんがスペシャル ポケモンをつくった男 田尻智』に掲載された怪獣のような見た目をしたポケモン。「ギャース」という名前の案もあった。
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ベータ版メノクラゲ|没デザイン
ベータ版のデザインには現在のデザインよりも多くの触手があったが、開発後期においては大半の触手が取り除かれ、最終的に2本のみのデザインとなった。
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第4世代:DP|性差の没データ
世代(ポケットモンスター ダイヤモンド・パール)において、最終的には削除された“性差で現れる特徴”に関する没データが明らかになった。
ピカチュウ・ライチュウ|性差に関する没データ
上段:ベータ版の性差
下段:最終版の性差
マリル・マリルリ|性差に関する没データ
左2列:ベータ版に存在した性差
右1列:最終版では性差がない
開発段階においては、マリル・マリルリともに、メスのほうがオスに比べて、尻尾に付いた球が大きい。
第1世代:赤緑|オーキド博士とのバトルに関する没データ
第1世代の内部データに隠された、最強トレーナーのオーキド博士との再戦データ。
手持ちポケモンは、プレイヤーとライバルが選ばなかった御三家ポケモンの最終進化(リザードン・カメックス・フシギバナのいずれか)・ギャラドス・ケンタロス・ナッシー・ウインディ。
第4世代:DP|天候 虹 エフェクト
第4世代(ポケットモンスター ダイヤモンド・パール)において、最終リリースバージョンでは使用されていない虹エフェクトが内部データに発見された。なぜこのような画面効果が作られていたのだろうか―。