「一番最初にゲットしたのはコラッタでした。」そう記者に語ってくれたのはトキワシティ在住のAさん(30代男性)だ。
彼はトキワシティにてレストランを経営しているが、最近まであることで悩みを抱えていた。それは、「コラッタの群れが彼の経営するレストランの食料を勝手に拝借していたこと」だ。
近年トキワシティをはじめカントー地方では都市開発が活発に行われており、更なる経済発展が期待されている。しかし、その一方でポケモンたちの生息地を跡形もなく破壊し、行き場をなくしたポケモンたちが都市部をさまよい、結果的に人間との間にトラブルを抱えてしまうケースも決して少なくない。
Aさんのレストランに現れたコラッタたちもまさにそのようなケースで行き場をなくしたのであろう。人気のない夜間に店内に侵入し食べ物を拝借してしまい、結果、レストランで食事の提供が出来なくなり休業せざるを得なくなってしまったのだ。
この事態に危機感を覚えたAさんは、コラッタたちに十分な食料を確保することが出来るようにクラウドファンディングにて資金提供を募ることにした。ヤングースに追い払ってもらうという手もあったが、コラッタに愛着があるAさんは彼らを見捨てることができなかったのだ。
やがてAさんの想いに賛同した有志から資金が集まり、レストランから食料を拝借していたコラッタたちが十分に食べられるほどの食料を用意することができた。Aさんはレストランの隣にある倉庫に食料を集め、コラッタたちを待った。するとコラッタたちは倉庫にある食料を持ち出し、レストランの食料には手を付けることがなくなったのだ。レストランも通常通りの営業が再開し、一安心だ。
Aさんは今後コラッタたちが安心して生活出来る場所を確保するために更なる資金提供を募りたいと考えており、現在準備中だ。また、同レストランでは支払った飲食費の一部をポケモンたちのために寄付出来るサービスの提供を開始した。人間とポケモン、どちらも心地よく過ごせる社会のためにAさんの活動は始まったばかりである。
(カントーローカルニュース(KLN)/タケダ)
ポケモンとの共存を考えずに一方的に住処を奪って都市開発を進めた結果なので、コラッタを追い払わずクラファンで助けようとしたAさんが素晴らしいお人柄だと感動しました。
このコラッタ達の為に新しく資金集めの目処が立ちましたら是非協力させて頂きたいです。
応援しております……!
今の解決策はその場しのぎでしかなくて、ある意味危険かも。コラッタがますます人に依存しかねない。コラッタが自ら餌を獲得して生きていける持続可能な環境作りが急務。
資金提供してもらえてよかったです。都市開発はいい面もありますが色々と大変ですね。住みやすい街づくりをしたいものです。