雪降るエリア
冠の雪原は雪景色がメインで、歩く場所の殆どは雪が積もっている。そしてガラル地方のワイルドエリアと同じように洞窟以外は天候というものが存在し、雷や晴れ、雨の日では出現ポケモンが違う。さらに、今回のコンテンツから追加されたポケモンのブビィは日照、エレキッドは雷雨など特別な天候のときしか出ない仕様になっているものも存在する。
図鑑埋め – ポケモンの収集
今回の図鑑埋めで難しいのは、本編と同じように通信交換でしか進化出来ないポケモンがいることと、ソフトのバージョン違いのポケモンがいることである。冠の雪原で開放されたポケモンでソードシールドのバージョン違いのものは、ソード限定でオムナイト、シールド限定でカブトなどダイマックスアドベンチャーの伝説ポケモンを含めると13種類も存在する。
それに加え、冠の雪原のメインストーリーであるバドレックスの愛馬は、ブリザポスかレイスポスかをプレイヤーが選択しなければならず、またサブクエストのレジエレキとレジドラゴも同様に選択になるのでどちらか片方しか捕まえられない。そこで今回必要になってくるのはオンラインを通してのやり取りである。
野生の化石ポケモン
筆者が今回1番驚いたことは化石ポケモンに関してだ。今までは化石ポケモンは入手が困難であったためレアポケモンとして扱われていた。しかしソードシールドの冠の雪原からはカブトやオムスター、プテラといった化石ポケモンたちがエリア上に野生ポケモンとして生息し、他の野生ポケモンと同じように捕まえられるようになった。過去にトレーナーがリリースした化石ポケモンたちが野生で繁殖した結果とでもいうのだろうか。それとも他の原因が…。このように冠の雪原では、今までの常識を覆すかのような事象が数多く存在する。
魅力的なキャラクター
冠の雪原に登場するキャラクターに関しては、今回はピオニーという男が初登場する。ピオニーは熱血で娘を愛する少しおせっかいな父親だ。また、かつてはジムリーダーでもあった実力のあるポケモントレーナーだ。そんなピオニーと初対面時に戦闘することになるが、今までに育てたレベルの高いポケモンを繰り出せば簡単に勝てる相手である。筆者はアーマーガアでボコボコにした。バトル後はストーリー進行上、重要な役割をもつメインキャラクターとなって楽しい姿を見せてくれる。
また、本編で大きな人気を獲得したソニア博士も、冠の雪原ではストーリーの中でプレイヤーに伝説ポケモンの調査を依頼する重要な役で登場する。
伝説ポケモン集結
冠の雪原は伝説のポケモンを集めるのことがメインのコンテンツだ。ストーリーの中でピオニーの依頼もソニアの依頼もどちらも伝説のポケモンの調査を任命される。その中でコバルオン、テラキオン、ビリジオンをゲットした後にケルディオが出てきたことには少し驚いた。今までケルディオは比較的レアなポケモンで入手が難しかったが、今回は上記の3体を入手後、特定の場所でカレーを作ればフィールド上に出現する仕様になっている。
今回、大変だったのはレジ系でもケルディオでもない。本当に大変なのはガラル3鳥だ。今まではポケモンとぶつかれば戦闘になる仕様だったが今回は少し違う。ガラルサンダーは走るだけなので捕まえられるが、ガラルフリーザーとガラルファイヤーは歩きにくい場所の上に飛んで逃げていくため追うのが大変。ようやく発見できたと思うと分身したり霧に囲まれたりする。
こういう仕様があるからこそ冠の雪原と伝説集めは楽しい。筆者はガラルフリーザーとガラルファイヤーを捕まえるために合計40回程度繰り返した。最も気になっていたダイマックスアドベンチャーは捕獲率100%と優しい仕様でバランスがとれていて良い。