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『かわいいポケモンの代表格』
それぞれ3人の方の思う、ピカチュウのかわいい部分ってどこですか?
西野:目と顔のバランスと、ぽっちゃりした感じですね。あと、手足がちょこんとしていて小さいのもいいですね。
にしだ:自分でデザインしてこだわった、ほお袋ですね。
杉森:直線的なしっぽの形状がクールな部分を感じさせながらも、「かわいくて強い」ということが表現されていると思います。
ところで、みなさん、それぞれ好きなポケモンは何ですか?
にしだ:リザードンですね。ドットで描いたときにかっこよくて。男の子が喜ぶかっこよさが詰まっています。
西野:ピッピとカビゴンですね。
杉森:僕がデザインしたピッピは、かわいいポケモンの代表格だと思っていたのに、みごとにピカチュウに抜かれてしまって……(笑)。好きなポケモンはゲンガーです。不気味でカッコイイところが気に入っています。
『じゃあゲームもやってみよう』
おととしの夏に出た「ポケモンGO」で、さらに裾野が広がったような気がします。
西野:『ポケットモンスター』シリーズを遊んでこなかったような、幅広い層の人にやってもらえている気がします。
杉森:『ポケットモンスター』シリーズは毎作、間口を広げて作っているつもりではあるんですけど、ロールプレイングゲームという仕組み自体が、普段ゲームをやらない人にとっては馴染みが薄く、また、そもそもゲーム機を買わないとプレイできないという制限もあるわけですが、スマホゲームということで、こんなにプレイ人口が広がるものかと驚きました。
『赤・緑』開発当時、ポケモンたちをシンプルにデザインしておいたおかげで、「わかりやすい」ってことが、普段熱心にゲームをされないような人たちにも届いているのでしょうか。
今やピカチュウは世界的にも有名ですよね。
にしだ:描き手としては、常に「かわいがってもらえる」キャラクターになるよう制作していますが、今ではピカチュウはオンリーワンの存在になっていますね。西野さんの首を縦に振らせようと頑張った結果、世界的な人気につながったことには驚いています。
杉森:やはりデザインとして、わかりやすかったのかなって思います。もしもリッチな環境で作っていたとしたら、もっと細かく、カラフルにデザインできていたかもしれないけど、ゲームボーイという、色が表現できず、解像度も粗いハードで、制限のあった時代のゲーム出身のキャラクターだからこそ、単純な形状や配色で特徴を出していったのが、今でも広く愛されることに繋がったのでしょうか。
なるほど。
杉森:そもそも、いま、世の中はキャラクターだらけになっていますよね。スマホゲームやゆるキャラなど、ピカチュウが誕生した頃に比べて、キャラクターの数は100万倍ぐらいになっているのではないかと感じています(笑)。なので、これからピカチュウのような存在を狙って生み出すのは、なかなか難しいかもなあとも感じています。ゲームが大好きで、なおかつゲームを作っている人間の僕らにとっては、まずピカチュウの存在を知ってもらい、「ゲームのキャラクターだったんだ、じゃあゲームもやってみよう」という感じで、実際にゲームも遊んでもらえると、とてもうれしいです。
にしだ:『ポケットモンスター』シリーズを遊んでいただいて、よりいっそうピカチュウのことを好きになってくれるとうれしいです。
『ポケットモンスター』もシリーズを重ねて、ポケモンの種類がすごいことになっていますよね。
杉森:こんなに長く続くとは思っていなかったですね。パート2ぐらいは行くかもしれませんでしたが、そんなもんだろうって思っていました。
こんなにたくさんのポケモンがいる中、今後のピカチュウに期待することは?
にしださん:いろんな世代の人にゲームをプレイしてもらって、違う世代であってもゲームやピカチュウの存在を通じて会話が増えていくといいですね。
西野:ピカチュウには、もう十分頑張ってもらっているので(笑)。『ポケットモンスター』シリーズには、ピカチュウだけではなく、ほかにもたくさんかわいいポケモンがいるので、そこにも注目してほしいですね。
杉森:何かつらい目にあった方の心をなごませるとか、キャラクターにはそんな役割もあると思うので、そういうことにポケモンが役立ってくれるといいと思います。
おわりに
今回のインタビューを通じて、ピカチュウが「どうやって生まれた」ポケモンだったのか、とてもくわしく知ることができた。そしてわかったのは、3人のクリエイターが大きな愛情を注いだからこそ生まれたポケモンであり、その愛情が、今多くの人に愛されている結果につながっているということだ。
今後も活躍の場を広げていくピカチュウ。これから我々は、いったいどんなピカチュウと出会うことができるだろうか—