僕は、シンオウ地方住みの引き篭もりです。といっても、少し前まではトレーナーとして野原を駆け回り、バトルに明け暮れ、仲間を集めてジム戦に挑んでいました。
そんな僕が、今ではバトルに対するトラウマで苦しんでいるなんて、昔の自分に言ったって信じて貰えないと思います。
さて、本題に入ります。僕のトラウマになったバトルは、シンオウリーグ・スズラン大会です。僕もこの大会に、実は参加していました。どうせ誰の記憶にも残ってないと思うので詳細を説明しますと、一回戦で当たった相手が最終的に優勝した、ダークライ使いのタクト選手だったのです。僕の選出はユキメノコ、カイリュー、そして相棒のエンペルト。試合はとても絶望的に進みました。ユキメノコはあられを使う前に圧倒的なパワーで潰され秒殺、続くカイリューは遠距離技は全て避けられ、焦って【ドラゴンダイブ】した所をダークホールで眠らされてそのまま攻撃されて戦闘不能。エンペルトも遠距離から一方的に攻撃を受けまくり、最後の最後で、執念で【はがねのつばさ】の一撃を叩き込んでくれましたがそれが最初で最後の一撃となり、その一撃を叩き込んだ後に蓄積されたダメージから倒れ、そのまま戦闘不能に。
あの日以来、あの子達を大勢の前で惨敗させてしまった自分が情けなくて、悔しくて、でもバトルそのものやあの試合を見ていた人の反応がとても怖くて、僕は引き篭もってしまいました。あの子達と共に最後に戦ったのが、遠い昔のようです。
少し前、あの大会で唯一ダークライを倒したサトシ選手が、PWCSで優勝して世界チャンピオンになったという報道を聞き、自分は何をしてるんだろうと思いました。あの子達は、変わらず僕を慕ってくれています。あのバトルが相当悔しかったようで、あの時パーティーに入っていなかった他のポケモン達も一緒に、特訓している姿が部屋の窓から見えます。いっそ、手放せてしまえれば、あの子達のせいにしてしまえれば、僕はこんなに苦しい思いをしなくて良かったのかもしれません。でも、どうしても出来ませんでした。あの子達の努力を知っているからこそ、あの子達のせいで負けたなんて、口が裂けても言えませんでした。あの子達を愛しているけれど、僕はあの子達に合わせる顔がありません。世間に合わせる顔がありません。バトルが怖くて仕方がありません。
別に、同情が欲しいとか相談に乗って欲しいとかではありません。ただ、何処かで吐き出してしまわなければ、やってられないだけです。くだらない話に付き合ってもらって、ありがとうございました。
俺もあの試合TVから見てたけど、
いくら勝利のためといえ
無抵抗のポケモンをにわざを放つ
あいつごっつ嫌いやねん。
性根腐ってるんちゃうか？
トーフの角に頭ぶつけて死んじまえ！
って、思い出すたんびに、
いつも思っています。
投稿者です。返信ありがとうございます。
無様な試合してごめんなさい。結局は、僕の焦りによる指示ミスや実力不足のせいです。彼は意外と悪い人じゃ無かったです。ただ、ダークライへの自信は凄いようで、試合終了直後に「少し舐めていた」みたいな感じで謝られました。ポケモンの選出や戦法は正直性格悪いとは思いました。
自分もTVで見てたけど、あそこまでやられたら誰だってそうなるって！
いくらバトルとはいえ、そこまでする？ってなったもん。
一緒に見てた姪っ子もトラウマになって旅に出るの止めちゃったし。
ああいうトレーナーにはなりたくないね。
投稿者です。返信ありがとうございます。
正直、怖かったです。最低でも一体は沈めてくれる仕事人、ユキメノコにエースのカイリュー、そして相棒のエンペルト。フルバトルでの要とも言える3体だっただけに、あの子達がなす術もなく蹂躙される姿は自分の心を折るには十分過ぎました。
姪っ子さんの件、ごめんなさい。僕があんな試合をしたせいですよね…。正直、えげつない戦法でしたが、後から考えるとやりようはありました。出来なかったのはトレーナーの自分が全部悪いです。タクトさんもダークライも悪くないし、あの子達は弱くなんてないんです…。