岩田
そのように、今回は
フェアリーという新しいタイプが加わり、
「スカイバトル」(※7)と「群れバトル」(※8)という
新しいバトルが追加されたことで、
遊びかたも、これまでとはずいぶん変わりそうですね。
※7スカイバトル=ひこうタイプなど、一部のポケモンしか参加できない空中戦。離れた場所にいるトレーナーとも対決することができる。
※8群れバトル=野生のポケモンとのバトルのひとつで、複数のポケモンの相手を同時に行う。一度にたくさんのポケモンを倒すことができれば、一気に自分のポケモンを成長させるチャンスにもなる。
増田
そうですね。
まず「群れバトル」ですけど、
“生活感”が出るように意識してつくりました。
岩田
ポケモンがどんな生活をしているか、
みたいな感じを出そうと?
増田
そうです。
「このポケモンたちは、どう暮らしているんだろう」
ということが、ちょっと垣間見えると
おもしろいなと思いました。
岩田
そもそも生き物が“群れる”ということは
自然界では当たり前のことですからね。
増田
そうですね。
それに「群れバトル」では
いきなり5匹のポケモンが出てきたりしますけど、
じっくり観察をすると
それぞれの特性の違いがわかったりするんです。
なので「このメスのポケモンを捕まえよう」
みたいに、従来とは違ったかたちで
バトルを楽しめると思います。
岩田
駆け引きも楽しめるんですね。
増田
そうですね。
石原
「スカイバトル」のほうは、
ひこうタイプのポケモンのほかに、
特性が「ふゆう」の一部のポケモンしか参加できないんです。
ですから、それまでは鉄壁だと思っていた
ポケモンのチーム編成を
「スカイバトル」用に変えることになるので、
自分でやってみてもおもしろかったですね。
岩田
自分でポケモンの編成を考えて、
「これで大丈夫だ」と思っていても、
空中戦という、新しい環境が生まれることで、
ポケモンの編成を考え直すきっかけになるんですね。
石原
そうです。
たとえば、ゴーストタイプが好きな人がいて、
「でも、スカイバトルでは使えないだろうな」
と思って、諦めるんじゃなく、
いざ試してみると、
じつは使えたりするんです。
岩田
ああ、「ふゆう」だからですね。
石原
そうですね。
それで「このポケモンも使える」みたいに、
新しい発見をすることも
今回の楽しみのひとつですね。