『夢をかなえるダイオウドウ』
「トレーナーさんなぁ、このままやとジムチャレンジ成功でけへんで」
ダメダメなジムチャレンジャーの前に現れたのはコガネ弁で喋るダイオウドウの姿をした神様が送るバトル啓発小説。ホウオウ新社。
何故かコガネのおっさんみたいな口調で、あまくちカレーが大好きな胡散臭い神様だが、あのツワブキやローズ、ドリーム・ホールなんかは自分が育てたと言い張ります。
しかしそんな神様がジムチャレンジのために出す課題は「カレーを作る」「キャンプでポケモンと遊ぶ」といったバトルに関係のないものばかり。
果たしてチャレンジャーは無事ジムチャレンジをやり遂げることが出来るのでしょうか。
個人的に敬遠しているバトル啓発本ではありますが、読んでみると小説としてきちんとした満足感がありました。
何かにチャレンジしたい、トレーナーとしての現状に不満がある人にこそオススメの一冊です。