『森の声』
「こんなポケモンに逢ってみたかった」儚い出逢いの冒険ファンタジー。メタモン文庫。
ハテノの森で出逢う、一匹のポケモンと一人の少年。その短いふれあいを描いた物語です。
時を司る小さなポケモンと出逢った少年は、ポケモンに連れられ未来、過去と時間を旅をすることに。行き着いた先で出逢う人やポケモン、出来事が、少年を大きく成長させます。
こちらの原案はなんと、かのポケモン研究の権威、オーキド博士だそうで。本作では幻と言われるポケモン、スイクンが登場しますが、実際にオーキド博士もハテノの森でスイクンに出逢ったことがあるんだとか。羨ましいことこの上無い。
ですがあまりに広大な原生林のため、旅行などには向かないそうです。本作聖地巡りや、スイクンに会いたいを理由に訪れるのはやめましょう。
広大な森を望みながら、木の実のパンとともに読みたい一冊です。