匿名
2023-07-02 16:54:46

俺たちの馴れ初め

むかーし昔、俺がまだクソガキ全盛期だった頃のお話。 当時の俺は体が弱くてな、しょっちゅう入院してた。 でもしょっちゅう入院してもクソガキはクソガキだ。 ちょっと回復してくると体力使いて~~!!ってなる。なってた。 なので俺は入院先の病院の夜間脱走を試みた。だって入院中の真夜中って退屈なんだ。わかるだろ?クソガキだったんだ。 点滴もさしてなかったから、ちょっと冒険しようと思ったんだ。廃病院とか夜の病院ってなんかわくわくするだろ? それで病室を抜け出してこそこそしてたら、カートを引く音が聞こえたんだ。 ヤベって思って俺は隠れた。 そしたら廊下の向こうから、病棟一美人なナースのお姉さんとタブンネが現れた。 タブンネは看護師さんたちがよく押してる聴診器とか血圧計とか置いてある銀色のカート持ってて、 ナースのお姉さんはよく保育士さんたちが押してるカートの中にヤドンを入れて歩いてた。 !?ってなるじゃん。普段ヤドン受付でぽあっとしてんだもん。 その気配を察知したのかナースさんが「寝てない悪い子はいないか~、なんて」ってふふっと笑いながら近寄ってきた。美人だった。 夜の巡回にはヤドンを一緒に連れて行くのがお約束で、眠れてない患者さんに「あくび」をするのがヤドンのお仕事なんだって。 俺もヤドンの「あくび」を受けてその日はすっかりすやすや夢の中。 その後にも抜け出すたびにヤドンの「あくび」で寝かしつけられたり、お姉さんには昼に様子を見に来てくれるたびに叱られたりしてたわけだ。美人ってさ、怒ってても美人なんだな……。 そうして俺はぐっすり寝ていっぱい病院行ってしっかり治した結果、今はバッジ4つのトレーナーとして元気にやってます! 相棒はもちろんヤドン!あの時のヤドンのたまごが見つかったって聞いて、めちゃくちゃ頼み込んで譲り受けたんだ! 孵るまでもレベルアップもだいぶのんびりペースな奴だけど、おかげで俺も体にめちゃくちゃな無理はさせずに頑張れてるってお医者さんからも言われたんだ。 えっ、ナースのお姉さん?三年前に結婚退職しました!!!!!!!初恋だったのにな!!!!!!
\イイね!/
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