遊びに付き合う小さい生き物の記録を兼ねて、今日も日記を綴ろうと思う。
うちにはモクローがいる。呼ばれたら行かなくもない。
穏やかな性格で、昼寝をよくする男の子だ。
うちには娘がいる。ニコニコで誘ってくる。
陽気な性格で、好奇心が強い女の子だ。
昨日、プラモデルのように組むタイプのドールハウスのキットが届いた。以前から可愛いとは思っていたが、モクローのお部屋が発売されたのでこれはと思い購入、私がパーツを切り離し、娘が組み立て、モクローが監督した。
やはり娘は「これと…これ?」などとモクローにきく。
私じゃないのか。モクローもモクローで的確に指し示すもんだから私の出番がない。
あっさり完成し、遊んだ後。モクローがドールハウスに付属していたハンモックを持ってきた。次にモクローの人形。人形は目を閉じている。目を合わせたあと、ハンモックに人形を横向きに乗せた。そして再度目を合わせてきた。
これはあれか。自分にもハンモックを用意せよと。そういうことか。
しかもハッとした顔をしてどこか行ったかと思うとドールハウスのクッションも持ってきて添え、また目を合わせてきた。
…わかった、探すよ。そういう顔しないでくれ。