2023/05/28 23:25

カントー→シンオウ→ジョウト→ホウエンを一人と一匹旅した時の話

凄いポケモントレーナーだったお母さんに勧められるようにして、見識を広めるためにも、故郷だったマサラタウンを飛び出て、一人(わたし)旅を始めました。
船に揺られながらシンオウ地方のへ降り立って、を旅している最中で、ケガを負ったグライオンに遭遇。野生だったけどキズぐすりも持ってなかったから、周りのグライガーに捕まえて保護していいか聞いたら、

メール通知登録
通知方法
2 コメント
古い順
新しい順 高評価
Inline Feedbacks
View all comments

続き→
不安そうな目をされながらも譲ってくれ、グライオン本人も抵抗せずにボールの中へ入ってくれました。
とりあえず大急ぎで最寄りのポケモンセンターへ向かい回復してもらったものの、当時は息も絶え絶えで生きられるかどうかの瀬戸際でした。
このグライオンが、私の旅で一番に捕まえたポケモンでした。このまま呼吸が小さくなっていくのを見ていて苦しかったのは、今でも強く印象に残っています。
人間の私がずっとジョーイさんのお世話になるわけにもいかなかったので、ひとまず近くで宿を取り、その日はジョーイさんにお任せすることにしました。

その日の夜のことも、今でも鮮明に覚えていて、今でもあの不思議な感覚を忘れられません。
横になっている間も、あの傷だらけのグライオンとグライガーたちの様子が頭から離れず、無事でいて欲しいと強く願ったその時でした。
宿の外の夜空の星が、突然一方向へと動き出したかと思ったら、星形っぽいポケモン?が目の前にやってきて、ふわりと笑ったかと思いきや、次の瞬間には消えていました。
(このポケモン?について知っている方がいたらリプライで教えてください!)

次の日、グライオンの様子をジョーイさんに聞こうと思い、宿をチェックアウトしてすぐにポケモンセンターへ向かうと、何かにタックルされたのです。見てみると、昨日に捕まえたグライオンの、あの弱りようが嘘だったかのように元気になった姿が!
驚きのあまり、ポケモンセンターの入り口で腰が抜けてしまい、周囲のトレーナーさんたちにもご迷惑をおかけしてしまいました。
くわしい話を聞いてみると、深夜ごろから状態が安定しだして、朝になったらこの調子だったのだとか。念のためにいろんな検査もしてみたが、傷もすっかり消えてしまったと。

お世話になったジョーイさんに深く感謝をして、やむを得ず捕獲してしまったグライオンを群れに戻そうと、昨日出会った場所まで戻ってグライガーを探していると、おそらく昨日出会ったグライガーのうちの一個体が、グライオンに進化していました。おそらく新しい群れのリーダーだと思うのですが、保護した子もボールから飛び出てきて、ハサミやしっぽの大きさを比べ始めたかと思いきや、戦い始めてしまいました!
どうするべきか私にはわからず、止めるに止められない状況をただ立ってみていることしか出来ませんでした。
結局、保護したグライオンが負けてしまい、そのまま彼らの縄張りから追い出されてしまいました。
かつての居場所を追い出されたこの子を、この場で逃がすわけにはいかなくなってしまい、私は彼に旅をしていることを伝えました。すると、興味津々そうにこちらを見つめてくるものなので、もしやと思い、一緒に来る?と聞くと、ぴょんぴょんと飛び跳ねて、朝のようなタックルにも似たハグをしてきてくれました。
今まで一人だった旅に相棒が増えてくれた感覚は、とても得難い宝物でした。

そんな出来事から早14年が経ち、今はいったん旅をお休みして、カントーの実家で次の旅先を考えています。グライオンはもちろん、ジョウト地方のキキョウシティで出会った旦那と、二年前に産まれた娘も一緒の、家族旅行の気分で、ですが。

すこいな…あなたの出会ったポケモンはおそらくねがいぼしポケモン、ジラーチ。
その思念だと思われる。
最近学者の間では1000年に7日しか起きないジラーチは寝ている間は思念のようなものを送っているのではないかと言われてるんだが、きっとその思念が優しいあなたの願いに呼び寄せられたんだろう。

About

TCB (ch/Poketter)は、ポケモンが実在する世界で運営されている、インターネット上のコミュニティサービスです。

3201 Post
23504 Comment
TCB/poketter

ポケモンがいる日常を覗いてみよう