おすすめ絵本の話で思い出して、引っ張りだしてきて娘に読み聞かせ。
子供の頃は純粋に無口なハネッコに着いていこうとする好奇心旺盛なバネブーを微笑ましく見てたんですけど。
大人になってから読むと違うんですよね。
「きみもとぶし ぼくもとぶ いっしょだけどいっしょじゃない」とか、そりゃバネブー命かかってるもんなって字面以外の含みを感じたり。
あと、バネブーにとっての旅とハネッコにとっての旅の違いも大人になってから気付きました。
タイトルが「バネブーとワタッコ」になってから、中盤以降は意図的に綿部分が隠されているもの凄い。
ラストに無口なワタッコが「ここで、いいかな」「ここにきみと これてよかった」って言うんですけど、子供の頃はお友達との素敵な時間に目をキラキラさせてたな。
「ぼくがはねると わたがまう おひさまのひかりでキラキラまう いつかにみた ゆきみたい だけどとってもあたたかい」
「ぽかぽか ひだまり いいきもち ワタッコはおひるねするみたい ぼくもちょっとだけまねっこしようかな」
娘にティッシュ手渡されながら泣いた
バネバネちゃうバネハネや
バネブー独白に注目させてラストでワタッコを喋らせる泣かせる構成…作者さん、本当ずるい…っていっつも泣きそうになります。
ちょっと話逸れるのですが、スクール時代の授業の題材で「この続きをかんがえてみましょう」といった国語の先生と同級生の「ポケモンセンターで元気になった!」が今でも頭に残ってます…
この2匹の!終着点は!ここぉ!!!ってモヤモヤしてました…もっかいよもうかな
そんな素敵な授業があったんですね!
恥ずかしながら、私がバネブーやワタッコの生態について知ったのは大人になってからでして……。
ネットニュースで生態を知り、ギョッとして実家から全巻を取り寄せた次第です。
ポケセンに運び込まれていたら、気持がかなり救われますね。
今日は私なりの幸せな終わりを考えながら眠りにつこうと思います!