愛ゆえで済む問題じゃないから！

俺の彼女はミニリュウを育ててます。ご存知の通り、ミニリュウはとてつもなく珍しいポケモンで10年毎日探しても見つかるとは限らないレベルです。しかし彼女は自然がある場所で生まれ育ったからか24歳の時にミニリュウと出会いました。

それから7年…。俺が彼女と出会い、ミニリュウと会えることが決まったのです。あのミニリュウに会える！それだけで前日は眠れませんでした。いつもより清潔な服装で待っていると、彼女がミニリュウをヒールボールから放ちました。
なんとそこから出てきたのは想像の3倍(以上に)大きいミニリュウでした…

先に言っておきますが俺はミニリュウの平均サイズは把握しています。元々ミニリュウは大大大好きです。だからこそ彼女のミニリュウの大きさにガッカリしました。

そうです。彼女のミニリュウは肥満体型のミニリュウだったのです……

俺は深呼吸して落ち着きながら彼女に一問一答しました
Q.ミニリュウに何があった？
A.え、何が？
Q.気のせいじゃなければミニリュウが大きいと思うんだ。もうすぐで進化するとか？
A.あー！進化ね。予定はあるけどまだだよ。大きいのは、ほら……個性だから。
Q.そっか。ちなみにミニリュウの平均体型は把握してる？
A.あー、してるよ。まあうちのミニリュウちゃんが大きいのは、私の愛情が大きすぎただけ。だから♡

ここで俺はブチギレました。心の中で「ミニリュウの前だろうが知ったこっちゃねえ」と。
Q.お前！ミニリュウがどれほど希少価値なのか分かってんのか！？こんなに太ったミニリュウ見たことねえよ！
A.そ、それはまだ見たことなかっただけでしょ？うちのミニリュウちゃんが第一号なんだよっ
Q.こんなのミニじゃねえよ！デブリュウだよ！進化したらどうなっちまうんだよ！
A.デッ！デブリュウは言い過ぎじゃない！？それに進化したらいい感じに脂肪が分散されて他の子と同じ感じになるって！

「そんな都合の良い進化があるかー！これの進化先はハクリューじゃなくてギャラドスだよ！」と思わず俺が言った瞬間彼女にビンタを食らい
「じゃあミニリュウちゃんのおデブ体型をなんとかしてみなさいよ！それまで会わないから！」と謎の逆ギレをしながら家を出て行きました。

いや、おデブ体型って自覚あるのかよ…。そして俺がなんとかするのかよ………

そして部屋に残ったのはビンタされた俺と肥満体型のデブリュウならぬミニリュウ。その日はお互い顔を合わせぬまま夜が明けました

そして現在です！！
ミニリュウのダイエット計画を行っていますが進捗0です！どうしたらいいですか！？

元々彼女がミニリュウに対して甘々だったこともあり、少しでも厳しく話すと拗ねてボールにこもってしまいます(「今日はこれを食べて」ですらダメ)。ご飯をこっそりダイエットフードにしたら匂いで気づいて俺にアザになるぐらい強烈なアクアテールをしてきます。アクアテールダイエットとかがあったらいいんですけどね…。とにかく相性最悪です……助けてください…