まぁ許可貰わなくても勝手に語るんですけど。
アルトマーレっていう町あるじゃん。滅茶苦茶水が綺麗なとこ。
俺が10歳くらいの頃、そこに家族で遊びに行ったんよ。
綺麗だし楽しいしではしゃぎ散らかすわけじゃん。
アホな俺は案の定調子に乗って路地裏に入って迷子になっちゃってね。恥ずかしいよね、10歳にもなって。
そこであたふた泣きながらしてたら目の前に20台前半位の年齢っぽい男の人が現れたんよ。
その人なんか当時にしては珍しく髪の一部を青く染めてる人だったんだけどさ。
その男の人はこっち覗き込んで「どうしようかな~」みたいな感じでちょっと考えたかと思えば手を差し伸べてくれて。俺は手を引かれるがままに路地裏を駆け抜けたんだ。
ほんで気が付いたら俺は大通りまで来てて、丁度俺のこと探してたらしい家族と合流することができたから、ここまで連れてきてくれた男の人にお礼を言おうと思って振り返ったんだけどそこにはもうその人はいなくてさ。まるで透明になったみたいに、どっか行っちゃったんよ。
親に聞いても「見えなかった」って言ってたし、たまに俺の幻覚なんじゃないかって思うこともあるんだけど、あのちょっと冷たい、大きな手の感触はいつまでたっても忘れられない。
名前も知らない、なんなら声も知らない人なんだけど、どうしてもあの時のお礼が言いたいなぁって。
俺はまだ18で実家暮らしだから、簡単にはアルトマーレまで行けないけどさ。
何時か絶対もう一度アルトマーレの地面を踏んで、お礼を言ってやるもんね。「あの時助けていただいた者です」って!
長文にプラスしてごった返した文章でごめん!
今日親に初めてのポケモンを貰う予定でさ、自分の夢をどっかに書き記しておきたかったんだ。決意表明みたいな感じ。
ここまで読んでくれてありがとうね!!
みんなの夢が叶うように祈ってるよ!!