「うみのなかまたち」という本が寄贈されました、古めの絵本ですが内容が問題で少数しか発行されなかったそうです。
以下序文
「ここは、みなみのしまアローラ。
ヨワシの「シラス」と「カタクチ」はとてもなかよし(1ページ目)
シラスとカタクチ とてもはらぺこ、せせらぎのおかに ざいりょうをさがしにいきました(2ページ目)
ポケマメです! シラスはこれがだいすき! だっておかしみたいだから!(3ページ目)
きのこもはっけん! カタクチはこれにめがないようです(4ページ目)
おおきなたまごが おちていました。 シラスとカタクチはこのタマゴを マラサダにすることにしました(5ページ目)」
そこからしばらくは苦労してマラサダを作るまでの場面が続きます、なかなかしっかりしたつくりでついつい読み込んでしまいますがこれのどこに問題があったのでしょうか?
お話はついに後半に入ります。
以下後半
「ついにおおきいマラサダのかんせいです! おやおや? いいにおいをかぎつけて みずポケモンたちもあつまってきましたよ?(10ページ)
アシマリ タマンタ キャモメ ラブカス コイキング ナマコブシ ウデッポウ ママンボウ サメハダー ━━━━ みんなそろったので いただきまぁす!(11ページ目)」
この流れで言うとみんなでマラサダを食べてめでたしめでたしとなるようですが、衝撃のラストがまっていました・・・。
「ごちそうさまぁ!」
最後に来たサメハダーがマラサダを食べていたみずポケモンたちを完食!
山と積まれたみずポケモンの骨の上で満腹そうにしているサメハダーの絵がとてもシュールで残酷!
「考えれば唐山と言えば当然だが、子供に読ませたら大変なことになるので発行停止になりました」というメモが挟まれていました。 これは当館でも書庫に封印するべきでしょう・・・わわいいパステルタッチのイラストですが最後の惨状を描いた残虐図は子供のトラウマになりそうです・・・。
絵本闇が深い・・・。
訂正) 考えれば唐山と言えば当然だが →考えれば当然と言えば当然だが
訂正させていただきます。
マスーダ図書館