家族との再開

20年ほど前に和平を結ばれて終わった魔族と人間の戦争は覚えているだろうか？
俺は今は魔王軍に所属し魔都の見回りや被害を出してるモンスターの討伐を仕事としているが魔族ではなく人間である、そして戦争当時は王国と帝国の同盟軍に所属していた。
もともとは結婚していて10歳になる娘もいたから同盟軍に所属して戦うつもりなどなかったが当時魔王軍により娘と妻が殺されたときき戦う事にした。少しでも同じ思いをする人が少なくなるようにと
だがそれから2年くらいして俺はあっけなく魔王軍に捕まり捕虜となったしかしそれからしばらくして和平が結ばれて開放された、捕虜になってからすぐの話だったから俺は何もされないで無事だったしなんなら元いた王国の小さな村も無事だったらしくそこに送り届けても良いと言われたがどうせ家族もいないし、元々親しい人もいないと断りそのまま魔都で暮らす事にした、俺と同じような理由で残った人がわずかにいるくらいしか人間がいなかったが戦争が終わったから争う理由はないとみんな優しくしてくれた。だからそのまま残り魔王軍に入った事は後悔していない。
しかし実は妻も娘も生きている事を知った、実は当時の同盟軍幹部が家族を持ってる人に対して本人に内緒で別の場所に避難させて魔王軍に殺された事にすることで同盟軍にスカウトしていた事が最近になり発覚し調査の上で対象となる人々に伝えて家族間の連絡を取り持ちその気があるのなら再開できるように動いているらしい、俺は離れてから22年も過ぎ今まで死んだと思っていたが生きていると知りやはり会いたいと思い妻と娘も同じ気持ちで合ったため会うことにした。
お互いに今いる場所での生活もあるから今後再び一緒に暮らすのかはまだ決めていないが再開できると思うともうおっさんだが心が踊り落ち着かなくなる。同僚からは魔族と違ってホント老けるの早いなと言われつつも再開できる事は祝福をしてもらった。
娘はもう結婚もしていて7歳になる子供もおり、1人で妻を残せないと結婚後も夫婦で妻と暮らしているらしい。
娘は俺の顔を覚えてるだろうか？
娘の結婚相手は俺と会いどう思うだろうか？
少し不安もあるが楽しみだ、俺と同じような事になっている人々も無事に再開できることを祈っている