私には、幼い頃から一緒に過ごしてきた友人がいたんだよ。
…あの子たちは、ゴーストタイプだった。
友達も作れなくて、1人で空き地で遊んでいたとき、あの子たちが私のもとに現れた。
初めて見たときは、それは怖かった。けど、おかしな顔をしてみたり、戯けた仕草をしたり、私を楽しませるためにいろんなことをしてくれた。
それからは、よく一緒に遊ぶようになった。
時代が時代だったから、周囲の子たちには気味悪がられたし、嫌われていただろう。けど、そんなことも気にならない程に楽しくてね。
大人になっても、あの子たちと出掛けたり、一緒に過ごすことは欠かさなかったよ。
…けど、20年くらい前から、あの子たちの姿が見えにくくなってきてね。歳だからか、そういう勘が鈍くなってきたからか。近くに気配はあるのに、姿が見えなくなることが増えてきてね。
60も後半に差し掛かる頃には、姿は完全に見えなくなっていた。今では気配も感じ取れなくなってしまったよ。
寂しくなってしまったが、あの子たちと共に過ごした時間に後悔はない。やれるだけのことはやってきたと思っているよ。
仲間や友人、家族と居られる時間は限られているんだね。
若者たちよ。今、この瞬間を大事にしてほしい。