本日ミロカロ湖晴れ時々曇り。部下たちもガラルに戻り、土産物はデスクの上に山積みになった。明日は久々の休みなり。
湖を一周すればむしの鳴き声が少しずつ変わり、北、南以外にも東と西でわずかにポケモンの性格が変わる。誰彼かまわずとびかかってくるバチュルがいるかと思うと、晴れた日に水辺の涼しさをはらんでくる風を受けうたた寝するパルスワンがいる。林の中は立ち入りづらい。しかし、たまに分け入ってみれば熟れたきのみの食べ残し、高い木の上からはコノハナの視線などが降る。自転車にバルーンをつけ、初めて湖に入る誰かがいる。それを私や仲間が眺めつつ、プルリルたちはその姿をみとめてしぶしぶ冷たい水底へ、ひらひらと腕をなびかせながら沈んでゆく。
日暮れは遅く、それでもこの時間帯になれば空もやっと、ずんずんと暗くなってゆく。テッカニンがじりじりと鳴き、日が落ちる。気付けば首の裏が痛くなっている。ぬれタオルを掛け忘れたか、どうやら日焼けしたらしい。 懐中電灯を片手に見回りに出て、草むらや林、湖の中に、光を反射する瞳や鱗を見つめる。まれにある霧の日はミロカロスが湖の真ん中に佇んでいる。他の人にも見せたい気持ちはあるけれど、私が見ている間にいなかったのだから、仕方のないことだ。ワイルドエリアは危ないところで、仕事は忙しく、それでも、ミロカロスが居なくとも、この場所もはるかに美しい。
一ヶ月にわたる定点観測は今日で終わり。ガマガルと風呂に入り、酒でも飲もうか。
一ヶ月の長い連続勤務、おつかれ様でした。毎日鮮明に風や音や空気感まで感じられる、とても楽しい記録でした。久々の休日をゆっくりとお過ごしください。
1ヶ月間お疲れ様でした…!!臨場感あふれる投稿、毎日楽しみにしていました。
ゆっくり休んでくださいね
連続勤務お疲れ様でした。
おそろしくもうつくしい自然の一端をありがとうございました。もしもまたお裾分けしてもらえたら、嬉しく思います。