『キノガッサの旅』
キノガッサとモトトカゲ(注・ライドポケモン。空を飛ばないものだけを指す)が旅するオムニバス短編集。10まんボルト文庫。
所謂ライトノベルと呼ばれる類いの小説ですが、読んでみると一般文芸と変わらぬ奥深さがあります。
愉快な話もあれば説教的な話もあり、胸が締め付けられるような話もあり、物事を深く考えさせられる話まである、「ライト」とはこれ如何に……。
色々なシティやタウンの話、道中の話、他の旅人の話も描かれますが、私のお気に入りはやはりチェリムの女の子が出てくるヤサシイタウンでしょうか。
どういった場所なのかは何とも形容しがたい場所です。ぜひご自身で確かめられてください。
美しくはない、故に美しい世界を、キノガッサ・モトトカゲと一緒に世界を旅する一冊です。
しかし謎なのですが、この作品のあとがきは何故至るところに移動するのでしょうか……?帯が破れてしまったので泣く泣く捨てようとしたらその裏にあとがきが書かれていたこともありました。謎です。
このシリーズ作品好きです。全巻紙で持ってます。取り上げていただいて嬉しいです。
キノガッサの師匠の昔のお話が好きです。そうしちゃうの?!とびっくりさせられる切り抜け方ばっかりで、キノガッサとモトトカゲ(注・ライドポケモン。空を飛ばないものだけを指す)と一緒に昔話を聞いている気分でした。
あとがき、カバー下とかカバー裏、なんなら本編中とかもあったような…あとがきだけで一冊作れちゃうとかあとがきで言ってましたね…